OMM JAPAN 2024のテクニカルディレクター/コースプランナーを務めました

11月9-10日に静岡県河津町・東伊豆町で開催されたOMM JAPAN 2024 KAWAZUにてテクニカルディレクターおよびコースプランナーをO-Supportの小泉が務めました。

OMM(オリジナル・マウンテン・マラソン)は体力、ナビゲーション、野営などのマウンテンスキルを問うイギリス生まれのイベントで、2人1組で地図に示されたコントロール(チェックポイント)をめぐりながら、制限時間内に走破、かつ夜間は決められた場所でキャンプをしなくてはいけません。

今回は第1回大会の開催地である東伊豆町の隣、河津町にイベントセンターを置き、第1回大会の競技エリアを含むエリアで開催。今年で11回目、新しい10年のスタートとして原点を見つめ直すという意味でも意義深い場所での開催となりました。市街地を含むエリアでの開催でしたが参加者や地元関係者のご理解・ご協力のおかげでトラブルなる無事に終えることができました。

駐車場が賑やかなイベントセンターに!

テントの中とは思えない快適な計測センターでした。

イベントセンターはほぼ海岸沿い、そこから天城越えで有名な天城峠の標高1300m付近まで到達する高低差の大きな天城山系南麓での開催。例年以上に高低差のあるエリアで急斜面や崖が多く存在する危険なエリアなどもありました。一方で例年に比べて気温は冷え込まず快適な環境下で実施できることを見越し、距離や登りを例年に比べて多めの設定としました。結果的にコースを踏破するという点で多くの参加者には厳しすぎる設定となってしまったことは申し訳なく思いますが、OMM JAPANはエントリーすれば完走できるわけではなく1年間の目標の1つとしてしっかり準備した上で挑戦してほしい、という想いが皆さんに伝わったことを願っています。

森はとてもきれいな植生が広がっています。

山の上から見える海がきれいでした(沖に見えるのはお馴染みの伊豆大島)。

火山由来の岩石が水流豊富な滝を作ったり、

わさび田が広がっているのも伊豆らしい光景です。

テクニカルディレクターに就任して5年目。競技運営の基本的な流れはほぼ確立しており、当日は現場トラブルの対応のため山に入ったり、コントロール撤収を行ったりと久しぶりにテレイン内で参加者の様子を直に見ることもできました。細かな改善点は常にあり、見直し改善していく努力は必要ですが、新しい10年の間に「OMM JAPANに参加する」という目標を達成できると確信した2日間でした。

スタートの設営

早朝のキャンプ地

Day2のスタート

1回目を懐かしみたく、またOMM JAPANが目指すべきコースを表現し直したく、今回コースプランナーチームに加わることを許していただいた運営チームに感謝します。運営上の詳細は下記のディレクターレポートなどを参照ください。

OMM JAPAN 2024 KAWAZU
Results / DIRECTORS REPORT / Gallery:
https://theomm.jp/pages/omm-japan-2024-kawazu-results

OMM JAPAN 2025に向けて既に準備が始動しています。開催地発表、エントリー開始、そして本番まで、新しい1年を楽しみに過ごしていただけるなら嬉しい限りです。

参加者を歓迎するかのように河津桜が咲いていました。

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