富士山麓オリエンテーリング大会2023の競技責任者等を務めました

2023年4月9日に静岡県富士宮市で開催された富士山麓オリエンテーリング大会2023(主催:静岡県オリエンテーリング協会、共催:静岡県立朝霧野外活動センター)の競技責任者ならびにコース設定をO-Supportの小泉が務めました。

テレイン内の風景

ここ数年は富士南麓エリアで開催されてきた同大会ですが、久しぶりに朝霧野外活動センターを会場に朝霧高原地区での開催となりました。しかも静岡県オリエンテーリング協会としては2014年以来となるニューテレイン「朝霧根原」での開催です。

同地区は山梨県との県境付近に位置した平坦なテレインです。他の富士山麓テレイン同様、富士山(側火山)の溶岩が流れて形成された場所ですが、他のエリアに比べて古い溶岩でかつ西麓で標高が一番高い場所に位置する影響もあって溶岩の上を土壌が覆いかぶさっており、平坦な微地形ながら細かすぎず魅力的なオリエンテーリングが楽しめるエリアです。

平坦なエリアに微地形が広がる

O-Supportが10年来関わっている朝霧野外活動センターのロゲイニングイベントなどで時々利用してきたエリアですが、いつかここにオリエンテーリングマップを作成してオリエンテーリング大会を開催したいと願うようになり、数年前から計画を進めてきました。

1つは富士山麓オリエンテーリング大会のレギュラー化。コロナ禍で予定通りできないこともありましたが、毎春の大会として定着させることで根原地区で一番オリエンテーリングを楽しめる時期にしっかりとした大会が開催できるよう運営力の強化を図りました。

海外からもご参加いただきました(写真提供:木植様)

もう1つは朝霧野外活動センターの皆さんとの協力関係の構築です。これまでオリエンテーリングを行ったことがない場所であり、そこに住む方々が長く守り続けてきた土地ということで、過去のイベントで入山交渉をしてこられた同センターの協力が不可欠でした。もちろん大人数の参加者を受け入れる会場という点でも重要な拠点で、彼らの協力なしに大会開催はできませんでした。

そして最終的には根原地区や地主の皆さまにご了承いただけたことで開催が実現し、地図作成はNishiPROの西村徳真氏に依頼しました。同じ朝霧地区の上井出財産区など富士山麓をはじめ全国各地で地図作成経験がある西村氏のおかげでこの難しいテレインを迅速かつ適切にオリエンテーリングマップ化することができ、昨年12月には地図が完成していました。

たくさんのご参加ありがとうございました

舞台が整ってしまえば開催まではあっと言う間。おかげさまで当日は好天に恵まれ、600人を超える方に参加いただきました。世界選手権・ジュニア世界選手権の日本代表選考レースにも指定されましたが、トップエリートの方からベテラン・若年クラスまで多くの皆さんにテレイン、地図、コース、ロケーション、表彰(賞品)と満足いただけたようで準備をしてきた甲斐がありました。

未帰還者のチェック漏れが1件発生して対象の方にはお騒がせすることになってしまいましたが、それ以外の技術的なトラブルはなく無事に開催できたことに胸を撫で下ろしています。改めて運営にご協力いただいた関係各位に深く御礼申し上げます。

富士山麓オリエンテーリング大会:
https://omf.o-support.net/

Livelox(コース図と参加者のGPSログ):
https://www.livelox.com/Events/Show/93454/Orienteering-Mt-Fuji-2023-2023

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