JOAナヴィゲーション講習・スキル検定(ゴールドレベル)の講師を務めました

2月25-26日に愛知県豊田市で開催された日本オリエンテーリング協会(JOA)主催「ナヴィゲーション講習・スキル検定(ゴールドレべル)」にてO-Supportの小泉が講師を担当しました。

ここはどこか考える現在地把握課題

JOAでは日本のアウトドア活動で必要なナヴィゲーションスキルを体系化し、ブロンズ、シルバー、ゴールドの3つレベルに分けて段階的にしっかり習得してもらい山岳遭難を減らそうという理念の下にナヴィゲーション・スタンダードを設計し、今回の講習は上級レベルに相当する内容の講習を行いました。講習を受けた翌日に検定試験があり、そのレベルに達しているかどうか腕試しをすることができ、検定合格者はJOAからゴールドレベル認定を受けられます。

細かな尾根谷を確認しながらのルート維持

今回の開催地である豊田市猿投山山麓ではコロナ禍が始まる2020年2月から講習会を実施してきました。ブロンズレベルやシルバーレベルの講習会開催を重ね、ナヴィゲーションスポーツ向けの講習会に講師でお招きいただくなどし数年計画で最終レベルであるゴールドレベルの講習会・検定が開催できるよう準備を進めて来ました。コロナ禍により少し遅れてしまいましたが、こうしてゴールドレベルを開催できたことを嬉しく思います。当初より開催に協力してきてくださったナヴィゲーション・インストラクター(NI)の村山良二氏には心から御礼申し上げます。

今回はアシスタントで加わっていただいたNIの村山氏(写真左)

肝心の内容については細かな尾根谷が入り組む猿投山麓の本領を発揮できるゴールドレベルということで、今回は難しい場所もバンバン課題に設定しました。検定では不正解となる人もいましたが、できることできないことが明確になる課題設定ができたのではないかと思います。課題をクリアできた方もそうでない方も、自分ができることとできないこと、得意なこと苦手なことを理解して、論理的思考や広い視野を身につけて総合的な判断ができるナヴィゲーションマスターを目指していただきたいと願っています。

今回、小泉と共に講師をしてくださったNIの河合氏は国立登山研修で講師を務める山岳ナヴィゲーションのプロフェッショナル

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