日本列島を襲った台風18号が近づいており、天気が心配された第2回伊豆大島ジオパークロゲイニング大会ですが、天気が崩れる前に開催日を迎え、10月4日に盛大に開催されました。おかげさまで定員いっぱいの皆様にご参加いただき、また楽しんでいただけたようで大変嬉しく思います。ご参加ありがとうございました。

多くの方に楽しかった、面白かったと言っていただきコースディレクター冥利に尽きます。残念ながら三原山山頂付近は濃霧となり、いくつかのポイントを閉鎖することになりましたが、今回利用しなかったポイントはまた次回に活かせればと思っています。

さて、昨年の台風被害からの復興の様子を多くの方に見てもらいたいということで観光協会をはじめ多くの地元の皆様のご協力を得て開催されたこの大会。チェックポイントも防災設備をいくつか入れて見ました。昨年の被害だけではなく、大島は常に災害と戦ってきた島でもあります。島の中にはいろいろな先人たちの知恵があり、それは本土の災害対策にも活かさなければならないものも多いと思います。また閉会式で町長はじめ多くの方が災害に強い島づくりを強く宣言されていました。大会翌日には台風18号の影響が強まりましたが、大きな被害はなく済んだようです。日本に住む限り災害から避けて生きていくことはできません。防災意識を高めるためにも、ロゲイニングなどを通じて地図読みやナビゲーションスキルをもっと多くの人に身につけていただきたいというのがO-Supportの願いの１つでもあります。

来年もぜひ開催してほしい、開催したいという声も多く聞きました。島でのイベントは“島外の人たちが盛り上がっている”ということにもなりがちなようですが、ロゲイニングは島民の皆さんも参加したい愛されるイベントの１つとして認知されつつあるようです。やりがいを感じる瞬間ですね！