ショートのあとのミーティング

鈴木康史


今後の目標

具体的にする、あらゆるレベルで。
 このレースで何をやらねばならないのか。
 「ミスをしない」ではなく、そのためにはどういう動作をすればいいのか
 インカレで目標の数字を取るためには、自分は今何をすべきなのか、 自分の役割は何なのか
 人のことを構っている暇はないね

技術的な側面
コンパスでまっすぐ進める、という技術は、とにかく持っておこう。 何かにつけて使える。
  一番大事なのは「できるという自信」、自信があるとなんか知らんけど当たる
   「ある技術ができる」=「実際にできること」+「できるとわかっていること」
それと、年度始めからいっていた、正置、手続きがきちんとできることも前提
できない人は、今からでも、地図を持って、回しながら走る、毎日。スピードよりも重要
  みんななかなか納得してくれない話なんですが、 実はオリエンテーリングというのはゆっくり走れる人が勝つ競技なんですよ

執念がたりない、がしかし、こだわりすぎ
  まず、現在地決定にはもっと執念を燃やそう、もっと不安になろう
  何とかなるかなー、で行くと「9回成功1回失敗」の罠にはまり、 まあ個人エリート30−40番、併設入賞レベルまではいけるけど、 そこまでの選手でおわり
  ときどき飛んで、悔しがって、 けど楽しく競技生活を送れたからいいや、では済ましたくないでしょう?

何とかなる、について
 何とかなるだろう、は実際には何とかなることが多くて、困っちゃいますね
 何とかなるだろう、と思って行って、何とかする、のは僕のやり方
   この二つの違いが実感できる?

ルートプランとは「いつ、現在地を確実に一点に絞らねばならないか」 のみに尽きます。
   オリエンテーリングという競技は、それをきちんと実行する競技です。
 これについては徹底的に執念深く、徹底的に不安になりましょう 
 しかし、それ以前については、逆にもっと「シンプル」にならねばならない。
 現在地をここで一点に確定できる、と思った瞬間に、 不要な情報はすべて忘れてしまって結構。
 とにかく何も考えずに、その一点を目指すのみ
 このあたりのバランスにみんなまだ馴れていない

今後の目標 「アタックポイント」=たいていはここで一点に絞らねばならない

APに早く(=シンプルに)、確実に(=執念深く)たどり着く

  そこから3原則をきちんと守ってアタック

参考 二つのアタック
 ピンポイントアタック 
 流しそうめん

ランニングの課題
 オリエンテーリングでは、止まることの方が難しい
 ギアチェンジの練習 遅く走れるか?
 キロ3分30秒を維持することと同じぐらいに、 キロ7分、8分を維持することは難しい
 両方できないとダメです、本当にダメです
  しかも、この二つはぜんぜん難しさの質が違う
  できればトラックを使わないで、こういう感覚を体で覚えてしまいましょう
  風景の過ぎ去り具合、足のリズム、力の入れ具合、呼吸のリズム、など

今後の目標 遅く走れるようになる
    =これで、実は、自分をコントロールする力、止まれる力が身に付く
     まあいいや、何とかなる、が減る、はずなんですが・・・