鈴木康史
@走力 ないと話にならない 必用なもの strength-technique-speed さらには change of pace意図してスピードを落とせる、意図してスピードを上げない 運動感覚が重要 集中力の養成もできる Aプランニング 実行できるか否か→プラン→実行を規定 というトートロジーを構成する ということは、哲学的に考えるならば、「直観」でしかこれを乗り越えられない プランとは、必ずしも事前にすべてを決めることではない 予定通りの行き当たりばったり、も有効 結論は「プランは直観」=なんかわからんが「よし、オッケー」と瞬間的に思えること =確信が持てること 思えないうちに出る=不安として認識されないことが多い B3種の地図読み Tプランのため U現在地決定のため V方向決定のため 特にUVを区別しよう この区別を自動化するための、日常的技術トレーニングが必須 Cオリエンテーリングの3大技術(手続きを簡略化) →現在地決定 (正置、現地と地図の対応 ) ↑ ↓ ↑ 方向決定(正置、現地と地図の対応、そっちを向く) ↑ ↓ ←方向維持(=ラインたどり、コンパス走)(予期、歩測をしながら) この3つが回ってゆく。 このうち、チェックポイントでは、上二つの作業をせねばならないので大変 D現地読み =オリエンテーリングで最も重要 地図読みはいわば誰でもできる差のつかない領域、地図は有限=他人の解釈物 むしろ現地読みこそが差をつける 3種の読図の認識 @意識的 A無意識的/半意識的 B意識にないもの これらに対応した現地読みとは @意識的に記憶した地形を「出現させる」こと(「出現する」ではない) (=決めたルートをたどることの積極的解釈) A無/半意識的な地図情報を現地読みによって意識化すること B意識にないものを見つけたときに適切に対処すること 現地読みの基礎とは @きょろきょろする癖=地図を見たら左右を見る癖 日ごろの練習で身につける A地形の変化、現地情報に敏感になること、 自分が進もうとする方向への集中を高くすることと通じるものがある ついでに、方向の変化にも敏感になること B地図だけ見ているより、現地へ行ってみた方がよくわかることもある E方向維持の重要性 左右にずれないこと→地図を見る範囲が狭くなり好循環 さらに、前後にずれないこと(歩測、よくわかる特徴物 catching feature を使う) →Fにつながる F予期はなぜ重要か 答え 現在地決定に使うから 予期、歩測をすることで、現在地決定が、その地点に到着する以前に終了 Cで言った、二つの作業が一つに減る=どたばたしないオリエンテーリング G確信を持って動くこと=スピード・リズムあるレースが可能 そのためには何が必要? 現場では 現在地確認、方向確認をきっちりとする ちゃんと予期する それ以前に あるラインがたどれると自分で分かっている 「確信度/不安度」が常にチェックできていること = 確信を持って走っているとわかっていること & 不安を持って走っているとわかっていること 不安をそのままにしない、次の手続きにまで積み残さないこと Hある技術が「できる」とは 実際にできること + できると自分でわかっていること(メタレベル) 「オリエンテーリングの技術に上手下手はない。 あるのは、その技術ができるとわかっているかいないかの差だけだ。」 これができていないと、プランニングができない Iラフオリエンテーリングとは 精密なオリエンテーリングのこと 精密な行き当たりばったり、っていう感じかな J集中力 オリエンテーリングとは、ランニングと読図のバランスを取る競技ではなくて、 「ランニングと読図、双方に振り向ける集中力のバランスを取る競技」 例 単なる道走りでも「今自分は地図と切れている」という形で地図に集中力を向けていること K心構え オリエンテーリングは面白いけれども、楽しくはない。面白いと楽しいはカテゴリーが違う 集中力は「楽しい」からは出てこない