9/17-18に静岡県富士市で開催された第59回中日東海ブロックオリエンテーリング大会の競技責任者とコース設定責任者を務めました。また使用したオリエンテーリングマップの経年変化に対応する地図調査を請け負いました。

台風も近づく中、様々な準備に追われましたが、台風の進路も逸れ無事に開催できました。

今回の大会の目玉は2日間大会で2日目にチェイシングスタートを実施したことでした。チェイシングスタートとは1日目のレースのトップの人が最初にスタート、2位以下の人は1日目のレースのタイム差でスタートする、というものです。箱根駅伝2日目のスタート方式、といえばわかりやすいかもしれません。2日目にゴールした順番がそのまま順位になるということで、レース展開が分かりにくいオリエンテーリングをより面白くする方法の１つです。

また優勝争いをできるのは出場者の中でも限られてしまいますが、トップから（今回であれば）20分以内に入ればチェイシングスタート対象に残れるというのは中位争いをする選手のモチベーションアップにもつながらないかと思い、日本ではなかなか行われない形式ですが（北欧のマルチデーイベントではよく採用されています）、主催の静岡県オリエンテーリング協会の皆さんに協力をお願して、今回実施をしてみました。

2日目は台風一過のよい天気の下白熱の展開も観られ、参加された方からも好評の声が多くやってみてよかった、というのが率直な感想です。O-Supportとしても静岡県協会としても初めての経験で十分ではなかった点もありましたが、今回の反省も活かし、今後のマルチデーイベントの名物になればと考えています。

同時開催の全日本高等学校・中学校オリエンテーリング選手権大会(インターハイ)も台風の影響で変則的な開催となりましたが無事に実施されました。なお中日東海ブロックオリエンテーリング大会およびインターハイにはO-Supportから協賛品を提供しています。